【令和7年度】管理職位者の業務の過重負荷
研究要旨
この研究から分かったこと
管理的業務を行っている管理職について、特に特定業種の中小零細規模の企業においては、管理職を適切に処遇し、適用法令を遵守し、心身の健康を確保することが必要である。
目的
脳・心臓疾患の認定事案について管理職事案を検討したところ、特定の業種、規模、職種で事案数の多いことが観察された。特にこれらに該当する場合、管理職位者に対する法令遵守等企業の対応が必要である。
【目的】管理職である被災者は、その職位及び職責のために過重な業務負荷となっているかを検討する。
方法
令和元年度から令和4年度において支給決定された脳・心臓疾患事案について、調査復命書において「長」職等の職位・職名の下に就業していた被災者の事案を抜き出し、定量的に観察し、その傾向を検討する。
結果
全体的な傾向としては、特定業種の中小零細規模の企業で、会社管理的業務を行う「長」が付く職位が観察された。
考察
管理職になり、職位が高くなるほど、管理職者は下位職制の者よりも職務の範囲は幅広く、職責も重く、過重な負荷がかり、その結果、保険事故である疾病を発症していると考えられる。
キーワード
管理職
執筆者
池添 弘邦