【令和7年度】高年齢労働者の心血管系負担に関する研究

  • 令和7年度
  • 劉 欣欣
  • 実験研究
  • 心血管系負担

研究要旨

この研究から分かったこと

過労死等が多い高年齢労働者の勤務中の心血管系反応は複数の反応タイプ、例えば主に心臓の反応によって血圧を上昇するタイプ、主に血管系反応によって血圧を上昇するタイプなどの存在が予想される。本研究では、心血管系反応を異なるタイプに分類し、その特徴を明らかにすることにより、より効率よく心血管系負担の軽減策を検討することが可能となり、将来は高年齢労働者の健康管理に貢献できると考えられる。

目的

今期の研究では、高年齢労働者の模擬労働中の心血管系反応を明らかにし、その反応の特徴によって複数の反応タイプに分類することを目的とする。

方法

60歳代の男女を対象とし、模擬労働時間内(9:00~18:00)にパソコン作業をしながら心血管系反応や目の動きなどを測定する。また、作業中の主観的な眠気や疲労、パフォーマンスなども評価する。今年度は本実験を実施した。

結果

実験は予定通り終了し、計57名の参加者(男性27名、女性30名)が実験に参加した。来年度はデータ整理と解析を行う予定である。

考察

これまでの実験では、50歳代以上の高年齢労働者は長時間労働時の心血管系負担が若年層と比べ有意に大きいことを示した。また、心血管系反応には個人差が大きいことが知られている。今期は60歳代の高年齢者の勤務時間中の心血管系反応の個人差に注目し、反応の特徴によって複数の反応タイプを分類することを試みる。今後はそれぞれの反応タイプに合わせた心血管系負担の軽減策を検討することが可能となる。

キーワード

高年齢労働者、心血管系負担、血行動態反応

執筆者

劉 欣欣

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