【令和4年度】 対策実装研究アクション5:改善型チェックリストの開発と実践

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研究要旨

この研究から分かったこと

職場改善に関する運送会社の状況・ニーズの情報が得られた。

目的

職場の環境改善を支援するツールの開発を行うことを目的とし、従業員が参加するグループワークや職場の研修などの改善活動を想定したプログラムと、その支援のためのチェックリストの開発と適用を行う。

方法

これまでに、既存の学術研究とツール開発例の情報収集に基づいて、6 つの領域からなるチェックリスト項目案を作成した。特定の業種・職種を対象としたチェック項目と改善プログラムの検討を進めた。

結果

これまでに設定した過労死等の包括的な予防対策の6 つの柱(①必要な睡眠・休息がとれる、②協力して成長できる、③安全に働ける、④互いに尊重し支えあえる、⑤社会的責任を果たす、⑥健康で元気に働ける)に基づき、トラックドライバーを対象とするチェックリストの項目を作成した。大手運送会社のドライバーによる職場における課題やニーズのチェックの結果、非常時の対応、労働時間、顧客への対応といった課題・ニーズが抽出された。

考察

改善プログラムの産業場面での試行が課題である。特に、小規模事業者での実施を可能にする方策の検討が課題である。

キーワード

実装研究、運輸業、建設業

執筆者

酒井一博

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