長時間労働と飲酒習慣との関連性について:有意に関連している

長時間労働と飲酒習慣との関連性について:有意に関連している
目次

出典論文

Virtanen M et al. Long working hours and alcohol use: systematic review and meta-analysis of published studies and unpublished individual participant data. BMJ. 2015 Jan 13;350:g7772. PubMed PMID:25587065.

著者の所属機関

フィンランド労働衛生研究所等

内容

システマティック・レビュー(文献調査)を行い、メタ分析(複数の研究を統合した統計解析)を行った。長時間労働と飲酒習慣のオッズ比(95%信頼区間)は1.11(1.05-1.18)、新たに発生した危険な飲酒習慣は1.12(1.04-1.20)であり、いずれも統計学的に有意に関連していた。

解説

長時間労働がある人に飲酒習慣がある人が多い、また長時間労働によって新たに危険な飲酒習慣が発生する可能性が示唆された。長時間労働によって危険な飲酒習慣が発生し、健康を害する危険があり得ることを示唆した論文である。