交替制勤務、長時間労働と早産との関連性について

交替制勤務、長時間労働と早産との関連性について
目次

出典論文

van Melick MJ et al. Shift work, long working hours and preterm birth: a systematic review and meta-analysis. Int Arch Occup Environ Health. 2014 Nov;87(8):835-49. PMID: 24584887.

著者の所属機関

マーストリヒト大学医療センター等

内容

システマティック・レビュー(文献調査)を行い、メタ分析(複数の研究を統合した統計解析)を行った。対象としたのは質の高い8つの研究と中程度の質の8つの研究である。妊娠中の交替制勤務と早産のオッズ比(95%信頼区間)は1.04(0.90-1.20)で統計学的に有意な関連は認められず、妊娠中の長時間労働と早産は1.25(1.01-1.54)で統計学的にわずかに有意に関連していた。

解説

これまでも同様のテーマのレヴュー論文がでているが(2000年、2007年、2011年)、その他の研究論文も含め、交替制勤務と長時間労働に焦点を絞ってメタ分析を行った論文である。