ホワイトな働き方を実現するために、会社が取り組むべきことが分かる「事業場セルフチェックシート」

ホワイトな働き方を実現するために、会社が取り組むべきことが分かる「事業場セルフチェックシート」
目次

ホワイトな働き方への第一歩

「ホワイトな働き方を実現するために、まず会社が取り組むこと」が分かります。

過労死等防止調査研究センターでは、働くすべての方々が、安全と健康に留意して個々人が持つ技能を末永く発揮できる職場となるための対策を検討しています。みなさまが安心して働ける職場環境の実現・普及のために、職場の衛生・健康管理、労務管理などの法令から優先的に取り組んでいただきたいことを厳選したセルフチェックシートを開発しました。事業主や事業場安全衛生担当者がこのチェックシートを使うことによって、従業員を守るための自社の取り組み進捗状況を振り返ることができ、課題の有無が把握できます。

事業場セルフチェックシートの使い方

事業場セルフチェックシートは5つのステップで活用します。

  1. セルフチェックシートの準備
  2. セルフチェックシートに回答する
  3. 回答内容を振り返る
  4. 改善すべき点を見つける
  5. 改善策を考える

事業場セルフチェックシート活用の流れ

セルフチェックシートに回答する

セルフチェックシートはWEB上で回答して使います。

セルフチェックシートWEB版 → こちら

Web版で入力頂いたデータは、回答者が特定されない形で研究所にデータ蓄積され社会に生かすための研究に活用されますこと、ご了解頂きますようお願い致します。

チェックした結果を振り返る

各設問の中で、今まで知らなかったこと、対策が不十分な項目があれば、解説に目を通してみてください。不十分だったと感じた項目があれば、その中の取り組みやすいものから対策を検討ください。従業員数が10~49人、50人以上の事業場では、まずはSTEP1の項目から順に対策を進めると良いでしょう。

そして、講じた対策が定着しているのかを半年後くらいに振り返っていただき、よりよい職場となるよう働く人の声を生かしながら1歩ずつ進めていってください。

対策が分からない時や困った時は、【産業保健総合支援センター】 が無料で相談に応じてくれますので、気楽にお問い合わせください。  https://www.johas.go.jp/Portals/0/sanpocenter/webhiroba.html

事業場セルフチェックシート応用編

サテライト事業場を含めたグループ企業での活用、安全衛生大会など複数の事業者での活用、事業者団体での活用など、グループ全体の統括管理やサプライチェーン含めた関連会社の支援にもご利用いただけます。
団体で実施し、その集団分析結果を活用されたい場合は、別途お問い合わせください。
jisso@h.jniosh.johas.go.jp

お問い合わせ先

労働安全衛生総合研究所 過労死等防止調査研究センター
対策実装チーム mail:jisso@h.jniosh.johas.go.jp

事業場セルフチェックシートを使用されたご感想・ご意見がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。

セルフチェックシートPDF版

セルフチェックシートがwebで実施しにくい方は、PDF版をご活用ください。

業種と事業場規模によって内容が異なります。現在は、「トラックドライバー版(主たる業務が自動車の運転である事業場の方向け)」・「建設業界版」・「その他一般版」と3種類あります。事業場の従業員数(※)により適したチェックシートをご活用ください。


事業場の規模3種類一括
1~9人10~49人50人以上
運輸業トラック
ドライバー版
こちらこちらこちらこちら
タクシー・
ハイヤー
ドライバー版
こちらこちらこちらこちら
バス
ドライバー版
こちらこちらこちらこちら
建設業版こちらこちらこちらこちら
その他一般版こちらこちらこちらこちら

(クリックするとダウンロードできます)

※「事業場」とは事業が行われている場所のこと。本社、支社、営業所など独立して業務が行われている単位でチェックください

中西 麻由子(なかにし まゆこ)
記事を書いた人

中西 麻由子(なかにし まゆこ)

大手企業数社で専属産業医を勤めたのちフリーランスとして独立。2021年より労働安全衛生総合研究所過労死等防止対策実装チームの活動に参加。日本産業衛生学会専門医・指導医、社会医学系専門医・指導医、労働衛生コンサルタント、メンタルヘルス法務主任者、事業構想修士。