基本情報
研究経歴・専門分野
専門分野
産業安全保健学、産業医学、国際保健学
研究キーワード
産業保健、産業医学、産業精神保健、メンタルヘルス、職場環境改善、過労死・過労自殺、働き方改革、医療従事者、職業感染、呼吸用保護具
最終学歴
産業医科大学医学部
主要な職歴
- 1996年03月 産業医科大学医学部卒業
- 1996年05月 東京都立墨東病院・臨床研修医、東京都立駒込病院・内科専門研修医
- 2000年06月 財団法人労働科学研究所研究部・研究員
- 2004年04月 米国バージニア大学国際医療従事者安全センター・研究フェロー
- 2005年10月 財団法人労働科学研究所研究部・主任研究員、2007年10月より副所長
- 2014年11月 世界保健機関(WHO)専門家(リベリア労働安全衛生コーディネーター)
- 2015年04月 独立行政法人労働安全衛生総合研究所・上席研究員
- 2017年04月 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター・統括研究員(センター長代理)
非常勤職員
- 2023年4月 広島大学大学院 医系科学研究科公衆衛生学 客員教授
- 2013年4月 帝京大学大学院 公衆衛生学研究科 客員准教授
- 2009年4月 産業医科大学 医学部 非常勤講師
- 2016年4月 公益財団法人大原記念労働科学研究所 特別研究員兼アドバイザリーボード
主な業績・受賞歴
主要な論文・出版物
【論文等】
- Kazuhiro Watanabe, Hiroyuki Hikichi, Kotaro Imamura, Asuka Sakuraya, Toru Yoshikawa, Shuhei Izawa, Hisashi Eguchi, Akiomi Inoue, Kengo Yoshida, Yasushi Orihashi, Yasushi Orihashi, Akizumi Tsutsumi. Multifaceted ORganizational InterventiONs (M-ORION) project for prevention of depression and anxiety among workers: study protocol for a five-arm cluster randomized controlled trial. BMC Public Health, 2024; 24(1): 601-601.
- Yuki Takahashi, Toru Yoshikawa, Kenji Yamamoto, Masaya Takahashi. Characteristics of mental disorders among information technology workers in 238 compensated cases in Japan. Ind Health. 2024; 62(1): 67-76.
- Shuhei Izawa, Nanako Nakamura-Taira, Chihiro Moriishi, Toru Yoshikawa, Rie Akamatsu, Hiroki Ikeda, Tomohide Kubo. Protocol for a web-based study on the work environment and daily lifestyle of Japanese employees. Ind Health. 2024; 62(2): 102-109.
- Yusaku Morita, Toru Yoshikawa, Masaya Takahashi. Long working hours and risk of hypertensive intracerebral haemorrhage among Japanese workers claiming compensation for overwork-related intracerebral haemorrhage: an unmatched case-control study. BMJ open, 2023; 13(9) : e074465.
- Tomohiro Ishimaru, Makoto Okawara, Toru Yoshikawa, Michiko Kido, Yoshifumi Nakashima, Anna Nakayasu, Kokuto Kimori, Satoshi Imamura, Kichiro Matsumoto. Trends in Physician Work Schedules in Japan: Employed Physician Surveys of the Japan Medical Association in 2009, 2015, and 2021. JMA journal, 2023; 6(3) 339-341.
- Hiroki IKEDA, Tomohide KUBO, Shuhei IZAWA, Nanako NAKAMURA-TAIRA, Toru YOSHIKAWA, Rie AKAMATSU. The joint association of daily rest periods and sleep duration with occupational stress and sickness absence. Journal of Occupational Safety and Health 2023; 16(2): 201-208.
- 石丸 知宏, 吉川 徹. 医師の働き方改革. 産業ストレス研究, 2023; 30(4): 413-413.
- 石丸 知宏, 吉川 徹, 森本 泰夫. OpenWHOを活用した新型コロナウイルス感染症に関する労働安全衛生教育. 産業衛生学雑誌, 2023 ; 65(2) 91-94.
- 吉川 徹. 特集 呼吸用保護具のフィットテストの義務化と期待. 労働衛生管理 2023; 34(3): 9-16.
- 吉川 徹. メンタルヘルスと職場環境改善. 産業精神保健 2023; 31(増刊): S40-S41.
- Yuki Takahashi, Toru Yoshikawa, Kenji Yamamoto, Masaya Takahashi. Characteristics of mental disorders among information technology workers in 238 compensated cases in Japan. Industrial health 2023年4月13日;:. doi 10.2486/indhealth.2022-0197査読有り
- 吉川 徹. 働き方改革関連法を含む最近の労働安全衛生に関連した法改正の動向—特集 嘱託産業医として心得ておくべき最近のトピックス 月刊地域医学 = Monthly community medicine 2023年3月;37(3):301-307. doi
- Hiroki Bochimoto, Tomohiro Ishimaru, Aiko Nakano, Kozue Hasegawa, Eri Kimura, Satoshi Tajima, Toru Yoshikawa, Hiroshi Nemoto. Association Between Workplace Social Support and Use of Health-Promoting Wearable Devices: A Prospective Cohort Study of Japanese Employees. Journal of UOEH 2023年;45(2):95-103. doi 10.7888/juoeh.45.95
- Tomohiro Ishimaru, Toru Yoshikawa, Makoto Okawara, Michiko Kido, Yoshifumi Nakashima, Anna Nakayasu, Kokuto Kimori, Satoshi Imamura, Kichiro Matsumoto. Presenteeism in front-line physicians involved in COVID-19-related clinical practice: a national survey of employed physician members of the Japan Medical Association. Environmental health and preventive medicine 2023年;28:13-13. doi 10.1265/ehpm.22-00194査読有り
- Keita Kiuchi, Takeshi Sasaki, Masaya Takahashi, Tomohide Kubo, Toru Yoshikawa, Tomoaki Matsuo, Xinxin Liu. Mediating and moderating effects of psychological detachment on the association between stressors and depression: A longitudinal study of Japanese workers. Journal of occupational and environmental medicine 2022年12月29日;65(3):e161-e169. doi 10.1097/JOM.0000000000002780査読有り
- Makoto Okawara, Tomohiro Ishimaru, Toru Yoshikawa, Michiko Kido, Yoshifumi Nakashima, Anna Nakayasu, Kokuto Kimori, Satoshi Imamura, Kichiro Matsumoto. Working hours, side work, and depressive symptoms in physicians: A nationwide cross-sectional study in Japan. Journal of occupational health 2022年12月;64(1):e12377. doi 10.1002/1348-9585.12377査読有り
- 吉川 徹. 医療従事者が安心して健康に働くために(第10回)職業性感染症とその対策 保健の科学 2022年10月;64(10):695-700. doi
- 原田 和弘, 井澤 修平, 中村 菜々子, 吉川 徹, 赤松 利恵, 池田 大樹, 久保 智英. 労働者における他の人と行う運動とストレス反応およびメンタルヘルス不調との関連 体力科学 2022年10月1日;71(5):417-429. doi 10.7600/jspfsm.71.417査読有り
- 川上 澄香, 井澤 修平, 久保 智英, 吉川 徹. 介護職におけるトラウマティックな出来事の背景に関する研究 労働安全衛生研究 2022年9月30日;15(2):143-151. doi 10.2486/josh.josh-2021-0016-cho査読有り
- Yu Igarashi, Toru Yoshikawa, Yusaku Morita, Teppei Imai, Etsuko Yoshikawa, Kohei Hasegawa, Shinichiro Kanai, Keizo Kikkawa, Yoshikiyo Kobayashi, Yuuko Ogikubo, Koji Wada. [A case report of COVID-19 preventive measures at an academic meeting of the Japan Society for Occupational Health]. Sangyo eiseigaku zasshi = Journal of occupational health 2022年9月16日;. doi 10.1539/sangyoeisei.2022-019-D査読有り
- Hiroki Ikeda, Tomohide Kubo, Shuhei Izawa, Nanako Nakamura-Taira, Toru Yoshikawa, Rie Akamatsu. The Joint Association of Daily Rest Periods and Sleep Duration with Worker Health and Productivity: A Cross-Sectional Web Survey of Japanese Daytime Workers International Journal of Environmental Research and Public Health 2022年9月5日;19(17):11143-11143. doi 10.3390/ijerph191711143査読有り
- 岩浅 巧, 榎原 毅, 水野 基樹, 吉川 徹. スポーツワーケーションが就労者の健康と心理社会的側面に及ぼす効果 人間工学 2022年8月15日;58(4):174-185. doi 10.5100/jje.58.174査読有り
- 西村 悠貴, 佐々木 毅, 吉川 徹, 高橋 正也. 職場における出来事への長期的なばく露と高ストレス判定の関連-ウェブ縦断調査による検討- 労働安全衛生研究 2022年7月29日;15(2):95-104. doi 10.2486/josh.josh-2022-0006-ge査読有り
- 吉川 徹. 運輸業(物流業界,旅客運送)における新しい働き方と産業精神保健への期待—産業精神保健の近未来 : ポストコロナ禍を見据えて ; 個別性のある領域において 産業精神保健 = Japanese journal of occupational mental health 2022年6月;30(特別):96-99. doi
- 石丸 知宏, 吉川 徹, 森本 泰夫. OpenWHOを活用した新型コロナウイルス感染症に関する労働安全衛生教育 産業衛生学雑誌 2022年4月9日;advpub(2):91-94. doi 10.1539/sangyoeisei.2021-049-W査読有り
- Akihiro Tsuchiya, Koji Wada, Keita Morikane, Toru Yoshikawa, Yumiko Hosomi, Bibha Dhungel, Hiroyuki Kunishima. Characteristics of needlestick and sharps injuries of the hands in the operating room among orthopedic surgeons in Japan. Industrial health 2022年3月4日;61(2):151-157. doi 10.2486/indhealth.2021-0194査読有り
- 吉川徹, 高橋正也, 久保智英, 時澤健, 外山みどり. 独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 WHO協力センターとしての最近の取り組み : COVID-19対応を含めて 産業医学ジャーナル 2022年3月;45(2):66-69. doi
- 鈴木 一弥, 吉川 徹, 高橋 正也. 長時間労働による健康障害の自主的な予防活動を支援するツールに関する調査 労働安全衛生研究 2022年2月28日;15(1):23-35. doi 10.2486/josh.josh-2021-0011-ji査読有り
- 吉川 徹. 【決定版 手指衛生・PPE着脱・環境整備徹底マニュアル】(第1章)Withコロナ&Afterコロナ時代に向けた新しい感染対策 PPEの最新情報 INFECTION CONTROL 2022年2月;(2022春季増刊):28-36. doiほかhttps://researchmap.jp/read0063276【著書等】「メンタルヘルスに役立つ職場ドック」(労研出版、2015)、「メンタルヘルスのための職場環境改善~「職場環境改善のためのヒント集」ですすめるチェックポイント30~」(中災防、協力執筆、2010)等ほか以下参照https://researchmap.jp/read0063276
受賞歴や社会貢献的活動歴等
【資格】
医師、博士(医学)、第一種作業環境測定士、産業医科大学産業医学ディプロマ、日本産業衛生学会産業衛生専門医・指導医、社会医学系専門医・指導医、日本内科学会認定内科医等
【委員等】
- 厚生労働省労働基準局 「精神障害の認定基準に関する専門検討会(R01-R05)」委員、「長時間労働医師への面接指導に係る研修の準備に関する調査・研究事業(R03-)」委員、「医療機関における勤務環境改善マネジメントシステムの普及に関する検討委員会(H26-現在)」委員
- 人事院事務総局「心の健康づくり指導委員会職場環境改善WG (H23-現在)」委員兼座長国土交通省「船員の健康確保に関する検討会(R01-R02)」委員日本医学会連合「労働環境検討委員会(H29-R03)」委員
- 日本医師会「勤務医のための健康支援プロジェクト委員会(H20-H23)」「勤務医の健康支援に関する検討委員会(H24-28)」「産業保健委員会(H28-29)」「医師の働き方に関する検討委員会(H28-現在)」「医師の労働時間短縮の取組の分析・評価のための「評価機能」(仮称)の設置準備事業(R03)」「医療勤務環境評価センター評価委員会(R04-)」委員
- 日本看護協会「看護労働委員会(R01-現在)」委員、日本規格協会「ISO/TC283国内審議委員会(R29-現在)」委員、産業安全技術協会(TIIS) 「医療用感染防護具の安全性、耐久性、適正使用等に係る研究班(R03-)」「医療用手袋の効率的な備蓄方法に関するワーキンググループ(R04-)」委員、中央労働災害防止協会「フィットテスト実施人材育成検討分科会(R03)」委員、日本保安用品協会「呼吸用保護具フィットテスト実施マニュアル等検討委員会(R02-03)」委員 等
【賞罰】
- 2022 緑十字賞(中央労働災害防止協会)
- 2020 第22回土屋健三郎記念・産業医学推進賞(日本健康開発科学学会)
- 2018 奨励賞(日本産業衛生学会)
- 2017 優功賞(日本医師会)
- 2016 奨励賞(日本産業ストレス学会)
- 2015 外務大臣感謝状 (リベリア共和国における国際緊急援助活動表彰)」(外務省)
RECORDsで担当している研究
主に過労死・過労自殺の労災認定事案に関する事案研究班と過労死等防止対策実装研究チームを担当しています。産業精神保健分野での職場環境改善とメンタルヘルス一次予防、アクションチェックリストやグループダイナミクスを活用した参加型職場環境改善、職業病・作業関連疾患の労災統計と予防策の研究の経験を生かして、ROCORDsでの研究と産業安全保健の実務研究に参加しています。
研究員の素顔
研究者になったきっかけ
学生時代から感染症対策、国際保健に関心がありました。都立病院で多くの患者さんに接するなかで、病気の予防のための労働生活改善に関心が高まりました。大原記念労働科学研究所に入職後、研究者の蓑をかぶった実務者として15年勤め、2015年から安衛研に異動しました。
研究における最大の成功や挫折体験
2002~2004年に開発したメンタルヘルスアクションチェックリスト(職場改善のためのヒント集)でしょうか。
メンタルヘルス対策の良好事例をもとにアクションをリスト化したものです。
職場改善のためのヒント集(メンタルヘルスアクションチェックリスト)
シンプルバージョンはこちら
関連したチェックリストはこちら
調査報告:職場環境改善のためのメンタルヘルスアクションチェックリストの開発(産衛誌)
モットー・座右の銘
ここの水は、城の大風車で地下500メルテから上げている水です。砂は、同じ井戸の底から集めました。綺麗な水と土では、腐海の木々も毒を出さないと分かった。汚れているのは土なんです。この谷の土ですら、汚れているんです。なぜ…誰が世界をこんな風にしてしまったのでしょう…
尊敬する人物
小木和孝さん
RECORDsのロゴにもオンオフのマークがあるように仕事のオンオフはRECORDsの研究にも関わってくるテーマのひとつです。オフの時の過ごし方は?
ベランダで植物をめでる
サイトを訪問してくださった方々へのメッセージ
今後ともよろしくお願いいたします。