RECORDsメンバー取材対応報告:「過労死防止法10年」
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RECORDsメンバー取材対応報告
成立から10年を迎えた「過労死等防止対策推進法」と過労死等防止調査研究センターの関わり、研究の取り組み、社会実装の課題などについて、RECORDsメンバーの高橋正也センター長と吉川徹統括研究員が取材を受けました。
その記事は「高橋まつりさんの後輩だった息子、5年後に 減らない過労自殺」というタイトルで2024年6月19日に朝日新聞デジタル(有料記事)に掲載されました。
記事に取り上げられた主な内容
- 啓発と並ぶ過労死防止法の大きな柱は実態調査と防止策の研究であり、法律の施行に伴い、「過労死等防止調査研究センター」が設けられた経緯、また約10年にわたり、事案分析研究、疫学・介入研究、実験研究を行い、ここ数年は業種・職種団体と協力して対策実装研究を実施していることなどを取材いただきました。
- 実態調査として、全国の労働基準監督署にある労災認定のための「調査復命書」を分析し、労災認定された約12年分の約9千件について、性別、職業、病名、原因などをデータベース化したことや、分析の結果、業種による過労死等の原因の違いを明らかにして、業種・職種別対策の重要性を指摘したことを取り上げていただきました。また、約1万5千人を対象に、10年ほどかけて行っているJNIOSHコホート研究についても取り上げていただきました。
- 介入研究、実験研究、実装研究が進展していることには触れられていませんが、今後の記事の題材に取り上げていただくことになりました。
◇朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASS6L2BZ9S6LULFA00FM.html