研究員に聞いてみよう! 「コルチゾールってなに?」編 File#4
研究員に聞いてみよう
なんとなく聞いたことはあるけど、よく分からない。愛想笑いで流してしまう。そんなトピックについて、RECORDsメンバーに教えてもらうシリーズです。
今回はこちら

こんにちは、あんえい犬です。
今回は、「コルチゾールって何?」の続きです。
はじめての方は、まず→「File#1」「File#2」「File#3」をご覧ください。
井澤先生、今日もコルチゾールについて教えてください。
お願いしまうす。

井澤上席研究員
はい、お願いしまうす。

あんえい犬
これまで、コルチゾールについていろいろ教えてもらって、
すごく面白いなと思ったんですけど、
井澤先生は、なんでこの研究に取り組んでいるんですか?

井澤上席研究員
ぼくの話ね。いいよ。
大学院時代はね、先輩の影響もあって、唾液の研究をしていたんだけど、
毛髪や爪からコルチゾールが測定できることが分かってきて、
そっちの方がアドバンテージもあるし、面白そうだなと思ったことが要因かな。

あんえい犬
アドバンテージ。
毛髪や爪から測定できるって分かってきたのって、
そんな昔の話じゃないんですね!

井澤上席研究員
そう、アドバンテージ。
もともと心理学出身なのに、唾液、毛髪、爪と、
「なんかどんどんマニアックな方向に進んでいるなー」
と思う瞬間があります(笑)
あんえい犬
心理学出身。知らなかった(驚)
でも、マニアックに追及するのカッコイイです。
この研究が進むと、将来どんないいことにつながるんでしょうか?

井澤上席研究員
ひとつ目指しているのは、
毛髪や爪のバイオマーカーを利用して、
ストレスによって引き起こされる病気を予防することです。
例えば、健康診断のコレステロール値のように、
「高いと病気のリスクが高いので、じゃ、ストレスなど生活習慣を見直そう」
といった形で使われると良いですよね。

あんえい犬
それいいですね。
そうなったら、人間ドックとかで、毛髪や爪が採取されることになりますね。
(ぼくは苦手だけど・・・)

井澤上席研究員
これまで、心筋梗塞との関連について研究を行ったり、
現在は、メンタルヘルスとの関連についても研究を行っていますが、
さらにデータを蓄積していきたいです。

あんえい犬
楽しみにしてます!
ぼくも協力できることがあったら、爪切られます。
先生、最後に、
コルチゾール以外でストレス度が測れるものって、
どんなものがあるか教えてください。

井澤上席研究員
毛髪や爪だとコルチゾールを測定する研究が多いけど、
それ以外だと、例えば炎症マーカー(C反応タンパクなど)は、
唾液から測定することが可能で、
ストレスとの関連も調べられているよ。

あんえい犬
最後に難しいけど、
唾液は、コルチゾール以外でもストレス度が測定できるんですね。
なるほど。

井澤上席研究員
人のカラダは複雑で、ストレスの出方は人それぞれで、
例えば、ストレスで頭が痛くなる人もいれば、おなかが痛くなる人もいます。
だから、ストレスを評価するのであれば、
なるべく多くの指標を測定するのが理想だね。

あんえい犬
あー、そっか。
みんなが同じじゃないですもんね。
ぼくは、なんとなくプルプルってしたくなります。

井澤上席研究員
そうだね。ひとりひとり違うよね。
プルプル。
あんえい犬くんの話、興味深いよ。
また聞かせて!

あんえい犬
もちろんです!髪も爪も伸ばします!
今回も面白かったなー。
研究のちょっと難しいお話は、直接、研究者さんに聞くに限るなー。
次の研究者さんはあの方です。お楽しみにー